Dendrobium kingianum var. silcockii

スマホは横向きのほうが良いかもしれません。

キンギアナム

シルコッキー

デンドロビウム キンギアナム‘シルコッキー’

上画像:デンドロビウム キンギアナム‘シルコッキー’

【育て方・栽培・ケア】

【キンギアナム基本事項】

●小型です。
●冬は室内へ。
●最低温度が10℃なら冬越し可能です。
●淀んだ空気を嫌う着生植物です。

【デンドロビウムについて】

●参照:山本デンドロビューム
・温度:低温に強い。
・日照:日光を好む。
・湿度:過湿禁物、風通し良く。
・鉢 :小さめ、深植えしない。
・肥料:気温が10℃以上になってから。
・8月以降に肥料が効くと花付きが悪くなる。
・花芽分化には1ヶ月位15度以下の環境に置く。

【キンギアナムについて】

つぼみ

難易度:丈夫で初心者向け。
温度:5℃~40℃、耐寒性・耐暑性が高い。
光量:キンギアナムは日光を好み、光量が少なくても成長はしますが開花はしません。光量が十分なら葉は赤みを帯び、不十分なら濃い緑になります。光量の目安に!
湿度:根が常時湿っている状態は良くない。
夜間に葉の気孔が開くタイプです、水やりは夜の方が良いかもしれません。
対流:キンギアナムは石生植物で日当たりの良い岩場に自生する為、風通しを良くする。
開花:春、開花には季節による日照時間の変化が必要。極力戸外で光を当てた方が良い。また、冬の温度が高いと花付きが悪くなります。冬はしばらくの間10℃以下になる環境に置く。
●キンギアナムは変種が多く、その中でもシルコッキーは特に小さい。
●キンギアナムは香りが良く甘い香りがします。

D. kingianum var. silcockii:ピーナッツのような蕾が好きです

【キンギアナムの自生地】

オーストラリアの直射日光のあたる岸壁等に自生している。英名はPink Rock Orchidで岩場に多い。

Fig6: D. kingianum
Fig7:D. kingianum, 左下にシダも自生している事から乾燥地帯ではないようです。

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Fig1: D. kingianum

【自生地の気象

オーストラリア ニューサウスウェールズ州パディーズフラットの気象

CC-BY-SA

●最低気温は8℃、最高気温は26℃と東京より穏やかな気候のようです(全てのD. kingianum var. silcockiiが上記の環境で自生している訳ではありません)。

※上記気象データはHORTUS ORCHISの気象データをもとに気象庁の2022年のデータを追加したものになります。

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オーストラリア ニューサウスウェールズ州パディーズフラット

●ここは第二次世界大戦中に日本軍への防衛線として、タンク トラップと呼ばれるコンクリートピラミッドが設置された所のようです。リンク

Fig9:タンクトラップ(Paddy’s Flatであはありません)

上画像:デンドロビウム キンギアナム‘シルコッキー’


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