メディオカルカー(チェリーオーキッド)
【自生地】
●ニューギニア近辺の山地に自生しています。
●主に標高700m以上で多くの種が1500m~2500mに分布し、標高3600m以上で発見される事もあるそうです。
(富士山山頂付近の標高ですね。)
●山地性の為、高温に弱い種が多いです。
●以下の種は日本の夏を乗り越えられるようです。
・メディオカルカ デコラタム
・メディオカルカー バーステージー
・メディオカルカー ユニフローラム
・メディオカルカー ビフォリウム
※但し、高温にさらされると花色が悪くなる種(ビフォリウム??)もある様ですのでなるべく涼しい環境で育てる事。
【生息環境】
●湿った苔に覆われた木に自生している事が多いです。
●長い乾季がない所に自生していますので、乾燥には弱いです。
●高湿度を好みますが、細菌や病気に感染しない様に空気の循環を良くし、たまに乾燥気味にした方が良いです。
●日陰に自生している事が多く直射日光は苦手な種が多いです。
●太い枝や丸太などに自生し、細い枝に自生する事は少ないようです。
●一部の種は苔むした岩の上や地面にも生える事があります。
●理想的な温度は
・日中:16~20°C
・夜間:12°C
●ニューギニア近辺でもニューカレドニアとフィリピンには自生していません。
●多くのランと異なりメディオカルカーの根茎の各枝は 1 年に数本の芽が増えることがあり成長は早い。
【花の特徴】
●花はみんな似たような形で以下の特徴があります。
・鮮やかな色。
・香りはない。
・蜜が多い。
※上記とその他の理由により、鳥によって受粉していると考えられます(詳細不明、写真の鳥とは限りません)。
●複数の種が同じ場所で咲いていることも珍しくありませんが雑種はほとんどないと言われています。
【開花時期】
●不定期で気温が適切なら一年中開花するもの
・M. arfakenseやM. geniculatum等
・新芽がでるとすぐに開花する傾向がある。
●年に1,2回開花するもの
・M. decoratum, M. bifolium, M. umboiense等
・M. decoratumは自生地では年一回ですが、栽培下では春と秋に開花する事もあります。
●画像ID: ①著作者②作品名③ライセンス形態④備考⑤URL
・Fig03:①Wilferd Duckitt②592A1917③CC BY 2.0④翻案⑤https://flickr.com/photos/34480553@N06/14627577494/in/photostream/
・Fig15:①yanuar_idc②Mediocalcar uniflorum③CC-BY-NC-SA④SA,翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/39222815
・Fig20:①Alex in situ②Mediocalcar spec.③CC BY-NC-ND 2.0④ND⑤https://www.flickr.com/photos/52524144@N00/2756574420/
・Fig22:①mehdh②Red Myzomela③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/106110322
・Fig33:①hutan123②Mediocalcar bifolium③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/128719433
・Fig37:①ganjarcahyadi②③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/41227337
・Fig41:①Clément Piment②Bush Walk Kokoda 044③CC BY-SA 2.0④SA⑤https://www.flickr.com/photos/klm_pics/5053411441/
・Fig79:①sworboys②Mediocalcar versteegii③CC-BY-NC④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/66692679
Fig37: ノドジロムジミツスイ
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