Fig02
テヌイス
レプトテス テヌイス
■育て方・栽培・ケア■
【基本事項】
●小型です。
●冬は室内で。
●夏場は涼しい所で。
●最低温度が10℃なら冬越し可能です。
●夏の直射日光は苦手な蘭です。
●淀んだ空気を嫌う着生植物です。
※このチャートは参考程度(過信禁物)です。
※光_Lightが高/Highでも夏の直射日光は危険です、あくまでも室内向け植物での指標です。
●分布:ブラジル南東部(エスピリトサントからサンタカタリーナ)の湿った熱帯生物群系
●温度:耐乾性がある、5℃以上。
●光 :他のレプトテスと同様と思われます。胡蝶蘭よりも明るめで午前中はある程度直射日光が当たる位かと思われます。
●湿度:レプトテスは根の過湿を嫌う。鉢が乾いて乾いて着たら水を与える。乾燥にも強いが、水をたくさん与えた方が成長は早い。
●開花:冬
●他 :自生地でもかなりめずらしいようですが、園芸品種/洋蘭としては特別高価な物ではありません。
・L. tenuis やL. pauloensis などの花が大きく開くタイプは山地の雲霧林に多い。
【シノニム】
・Leptotes minuta
・Tetramicra minuta
※homotypic synonymとheterotypic synonymです=受け入れられていない名前。
【自生地:サンタカタリーナ】
●L. tenuisは標高700m~1000m位に自生するそうですが、日本ブラジル中央協会によると、サンタカタリーナ州の海岸線から見える標高1000mほどの山の頂では(2014年頃?)30年ぶりに積雪が観測されたそうです。
熱帯地方と言ってもテヌイスの自生地はそんなに熱い所ではないようです。
●今では開発が進んでいますが、かつてはサンタカタリーナを含む大西洋森林はかなり霧深い所だったようです。
●多くのレプトテスが好む環境はこのような涼しく空中湿度の高いところのようです。
●次図Fig03右側の変わった木はアラウカリアと呼ばれる松の木でL. unicolor が好んで着生するそうです。
●ちなみにサンタカタリーナ州のフロリアノーポリスは世界で最もフレンドリーな都市で魔法の島らしいです(日本ブラジル中央協会)。
※別情報
サンタカタリーナの山脈は高くても1200m位のようですが、日本ブラジル中央協会の情報とは違って5月~7月位には雪が降る事が良くあるとの情報もあります。
●画像ID: ①著作者②作品名③ライセンス形態④備考⑤URL
・Fig01:①Motohiro Sunouchi②[Brazil] Leptotes tenuis③CC BY 2.0④翻案⑤https://www.flickr.com/photos/snotch/38670116780/
・Fig02:①Motohiro Sunouchi②[Brazil] Leptotes tenuis③CC BY 2.0④翻案⑤https://www.flickr.com/photos/snotch/40437442022/
・Fig03:①Douglas Scortegagna②Santa Catarina, south Brazil③CC BY 2.0④無⑤https://www.flickr.com/photos/douglucas/17959363458/
・Fig04:①user25013269②Xasnow in brazilxa③Free④⑤https://jp.freepik.com/premium-photo/xasnow-in-brazilxain-the-cold-and-mountainous-regions-of-santa-catarina-in-the-cold-months-of-may-june-and-july-snow-often-forms_27525066.htm#from_view=detail_alsolike
・Fig87:①krotalo25②Baltimore Oriole③CC-BY④翻案⑤https://www.inaturalist.org/observations/117341587
Fig87: ボルチモアムクドリモドキ、冬に南米北部にやってくる渡り鳥、ブラジルにはいません。
ナショナルジオグラフィック(要無料登録)によるとボルチモアムクドリモドキは米国メリーランド州の州鳥で、民家の裏庭にオレンジや生の果汁、ピーナッツバターを入れたエサ箱を設置するとやってくることがあるそうです。
アメリカ人ってピーナッツバターが好きですね、日本人の発想では野鳥にピーナッツバターというのはなかなか思いつきません。
アメリカ人に言わせれば、きつねに油揚げ(ディープ フライド トーフ)の方がよっぽど理解に苦しむのかもしれませんが。
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